白夜行第2部鑑賞(ネタバレもちょっとあり?)

kurakura022005-12-13


第1部から2ヶ月余り…ようやく待ってました第2部です。第1部からの間にドラマ化のニュースが出たりしましたが…(どうやらドラマ版は別物になりそうな予感が)東野圭吾さんの小説の世界を切り取った素敵な舞台でした。

(ここからちょっとネタバレです)

桐原亮二の父親が何者かに殺害された。その父親が最後に会った人物が雪穂の母親…結局事件は迷宮入りして、犯人は捕まらず。
雪穂と亮二はそれぞれの人生を歩んでいきます。
そのそれぞれの人生の19年間の話なんですが…

このお話のすごいところは、最初事件の謎解きかと思えば、いきなり2人それぞれの話になっていくんですが、ちょっとずつ、アレ?何かおかしいと読んでるものに気づかせていくところだと思います。雪穂の周りで起こる事、亮二の周りで起こる事。全く関係ないように見えるのに、ちょっとずつ繋がっていくんですよね。それが19年間…心理的描写が少なく淡々と、でもおどろおどろしく起こっていきます。
だからこそ、映像化は無理だと言われてきたんですよね。で、今回のスタジオライフさんでの舞台はその19年間が見事にまとまっていて、ちょっとずつ謎の糸がほどけていく感がたまらなく気持ちよかったです。
前編・後編あわさったら約6時間の舞台ですが…大満足でした。男宝塚もいいもんです(笑)
これはぜひ今年だけと言わず(スタジオライフさん20周年記念の舞台)、再演して頂きたいですね。その時はぜひ(無理かもしれませんが)前・後編の上演間隔を短くしていただきたい!
これは一気に見たいですよ!
あ〜面白かったです!