華氏911を見てきました

ルンバックスTVで話題にあがった『華氏911』を見てきました。TVとかでムーア監督のインタビューとかを聞いてて興味はありました。社会派ドキュメンタリーの映画はあまり見たことなかったのでどんなんかと思ってました。
賛否両論あるとは思います。でも、私はいいものだと思いました。

ものすごいデタラメな映画とか偏ってるとか言われてますけど、そもそも報道なんて、TVマンの編集によってどんなふうにも取れるのですから、一つの見方としては面白いと思いました。
日本はTVニュースや報道が絶対的で、その情報を疑ったりする傾向はないと思います。だけどもし、それが政府によって情報操作されてたら・・・。国民は信じきってしまいますよね。
アメリカもイラク戦争中は戦争は正しくて、これはイラク国民の為にもなっている!それを否定するのは非国民だ!という論調が激しかったと思います。だけど、今になって、色んな意見がでてきたりしてるのですから・・・。それをムーア監督はハナから疑問に思っててこの映画を作ったのだと思ってます。

信じるとか信じないというのはその人の自由だと思いますが、こういう見方もあるし、こういう場面もあったんだという知識を自分の中に取り入れる為の材料ですかね・・・。
そして冷静に今度の一連の流れについて自分はこう思うという思いを決めるものにはなると思います。

最初からデタラメやと思ってみればデタラメに思えるし、全て正しいことやと思ってみれば、全て正しく見えてしまう。要は個々の考え次第じゃないでしょうか・・。

そういうことを思った映画でした。だから面白かったです。